2025.9.21 地域スポーツ医・科学キャラバン in 枝幸を開催しました。
2025年10月1日

2025年9月21日(日)、枝幸町総合体育館にて「地域スポーツ医・科学キャラバン in 枝幸」を開催しました。
本イベントは、北海道スポーツ医・科学コンソーシアム(HSMSC)が10名のキャラバン隊を編成し、NPO法人枝幸三笠山スポーツクラブと共同で実施しました。未来のトップアスリート育成と子どもの体力低下の予防というテーマを掲げ、地域のスポーツクラブや専門家と協力しながらスポーツ医科学の知見を普及することを目的としています。
◯第1部(小学1・2年生と保護者 約30名)
第1部では、ドイツ発祥のボール運動プログラム「バルシューレ」を用いた運動遊び教室(一社SLDI)や、北海道教育大学岩見沢校の森田憲輝教授・榊善成准教授による体力測定(Nチャレンジ)、理学療法士の加藤拓也さん(HSMSC測定員)によるスポーツ基本動作の発達度チェックを実施しました。
また、スポーツ栄養のブースでは天使大学の蜂谷愛 講師(HSMSC専門委員)による保護者向け栄養レクチャーと、天使大学栄養学科の学生ボランティアによる子供向け栄養クイズを実施し、保護者の方も交えて楽しく理解を深めました。
◯第2部(高校生・地域関係者向けスポーツ医・科学体験会)
第2部では、枝幸高校2年生のボランティア5名に加え、地元のスポーツ指導者、教育機関関係者、医療系専門家を含めた合計15名を対象に、スポーツ医・科学体験会を実施しました。
ここでは、キャラバン隊が第1部で実施した体力測定や運動遊びの目的・意義を解説し、参加者はスポーツ医科学の重要性、すなわち「スポーツ医・科学リテラシー」を理解する機会となりました。
◯高校生ボランティアの活躍
当日は枝幸高校2年生5名が運営ボランティアとして参加していただきました。体験ブースの補助業務を担い、地域の子どもたちの活動を支えました。高校生自身も体験会を通じて「支える側」としての学びを得る貴重な機会となってくれたようです。
今回のキャラバンには、小学生とその保護者あわせて約30名が参加し、高校生ボランティアや地域関係者も含めて世代を超えた学びの場が実現しました。
HSMSCでは今後も、地域の子どもから大人まで幅広い世代にスポーツ医科学の知見を届け、スポーツを通じた健康づくりと学びの輪を広げてまいります。