第2回北海道スポーツ医・科学フェスタ プログラム
2025年6月3日
第2回「北海道スポーツ医・科学フェスタ」のプログラムが決定いたしました。
詳細は随時こちらで更新いたします。
本イベントを通じて、スポーツ医・科学の知識やその重要性が啓発され、スポーツを行う人たちがよりよい状況でスポーツができるようになること、そしてアスリート、指導者、スポーツ医・科学に関係する専門家や企業・団体が交流し、新たなコラボレーションの機会が生まれることを期待しております。
- お申し込みは参加申し込みフォームまたはQRコードからお願いいたします。
-
■タイムスケジュール
9:30 | 受付開始 |
---|---|
10:00 | 開会式 |
10:05~12:00 | プログラム1 |
12:00~13:00 | 昼休憩 /企業展示 |
13:00~15:00 | プログラム2 |
15:15~17:00 | プログラム3 |
17:00 | 閉会式 |
プログラム1 現地参加・オンライン参加
10:05~12:00
スポーツを楽しむすべての子どもたちへ ~ ケガの予防について ~
内容 |
成長期のケガについて ~その予防と対処法について~ 子どもたちのスポーツを楽しく、安全なものにするために。 |
---|---|
対象 | 小中学生とその保護者の方々、ジュニアアスリート指導に関わる方々(指導者・トレーナー・治療院など) |
《登壇者》
門間 太輔 先生(北海道大学病院スポーツ医学診療センター)
北海道大学病院スポーツ医学診療センターに所属し、整形外科専門医・スポーツドクターとして活躍しています。上肢疾患、特に肩関節外科を専門とし、投球障害の研究や野球肘の予防活動に取り組んでいます。北海道日本ハムファイターズのチームドクターも務め、地域のスポーツ医療にも貢献しています。
西田 明央 先生(THE.C, 元東京ヤクルトスワローズ)
元プロ野球選手で、東京ヤクルトスワローズにて捕手として活躍しました。2024年に現役を引退後、神奈川県川崎市を拠点に野球スクール「THE C.」を運営し、子どもたちの成長をサポートしています。また、母校・北照高校(北海道小樽市)のテクニカルアドバイザーとしても指導に携わっています。
《司会》
工藤 聖太 氏(フリーアナウンサー)
神奈川県出身のフリーアナウンサーであり、元札幌テレビ放送(STV)のアナウンサーです。横浜高校では野球部のマネージャーとして甲子園出場を経験し、東洋大学卒業後、2013年にSTVに入社。2023年末に退社後は、ファイナンシャル・プランナーとしても活動しながら、話し方講座やキャリア教育の講演など多方面で活躍しています。
プログラム2 現地参加・オンライン参加
13:00~15:00
女性アスリートサポート
内容 |
女性アスリートの三主徴とその対策(ミニセミナーと質問コーナー) 月経症状の対処方法や女性に起こりやすい疲労骨折の予防、それらに関わる食事・栄養の話や指導者からのスポーツ現場での話、そして医師・スポーツ栄養士・指導者が皆さんの質問にお答えします。 |
---|---|
対象 | 女子アスリート、女子アスリート指導に関わる方々、学生 |
《登壇者》
「女性の三主徴と月経随伴症状のコントロール」
小林 範子 先生(北海道大学病院婦人科)
北海道大学病院婦人科の講師。女性の健康支援に幅広く取り組む産婦人科専門医です。ウィメンズヘルス、乳腺疾患、漢方医療、リンパ浮腫、骨粗鬆症、性差医療など多岐にわたる分野で専門性を発揮しています。また、女性アスリートの健康支援にも注力し、北海道大学病院スポーツ医学診療センターでの診療を通じて、地域のスポーツ医療に貢献しています。
「骨粗しょう症・疲労骨折について」
後藤 佳子 先生(新札幌整形外科病院、北海道大学病院スポーツ医学診療センター)
新札幌整形外科病院およびFビレッジ整形外科スポーツクリニックに所属する整形外科専門医。
日本スポーツ協会公認スポーツドクターとして、下肢の障害やスポーツ整形を専門とし、特に女性アスリート特有の健康課題に対する診療と支援に力を注いでいます。北海道大学病院では「女性アスリート・スポーツ外来」を開設し、婦人科・栄養科との多職種連携を展開。2023年には、女性アスリートのためのオンライン相談窓口を医科学支援ネットワークの一員として開設し、身近で相談しやすい体制づくりにも取り組んでいます。2016年から北海道日本ハムファイターズのチームドクターも務め、プロ現場から地域まで幅広くスポーツ医療に携わっています。
「女性アスリートの体重管理と食事の工夫」
蜂谷 愛 先生(天使大学 看護栄養学部栄養学科)
管理栄養士(公認スポーツ栄養士)として,部活動や少年団でスポーツをする子どもや世界で戦うトップアスリートへの栄養サポートをしています。健康と実力を発揮するための食事・栄養について多くの人に知ってもらい,ひとりひとりのコンディショニングに役立ててもらえれば幸いです。天使大学 看護栄養学部栄養学科では,管理栄養士を目指す学生に「栄養教育」、「スポーツ栄養学」を教えています。
「スポーツ現場での女性アスリートの現状」
田畑 真紀 先生(駒澤大学附属苫小牧高等学校 スピードスケート部監督)
北海道出身の元スピードスケート選手で、1994年リレハンメルから2014年ソチまで冬季オリンピック5大会に出場し、2010年のバンクーバーオリンピックでは、女子チームパシュートで銀メダルを獲得しています。現在は指導者として母校・駒澤大学附属苫小牧高校の監督を務めるなど、後進の育成に尽力しています。
《司会》
押切 美沙紀 アンバサダー
北海道中札内村出身の元スピードスケート選手。2014年ソチ、2018年平昌、2022年北京と3大会連続で冬季オリンピックに出場し、女子5000mで8位入賞を果たすなど活躍。引退後は北海道スポーツ医・科学コンソーシアムのアンバサダーに就任し、後進の育成やスポーツ支援活動に取り組んでいます。
プログラム3 現地参加のみ
15:15~17:00
スポーツを支える仕事の魅力
内容 |
専門職によるスポーツ医・科学の仕事の紹介と質問コーナー スポーツの舞台裏には、医師やトレーナー、栄養士など多くの専門職が関わり、選手の活躍を支えています。勝利や成長の瞬間をともに喜び、困難を乗り越える中で得られる感動や充実感は、「支える人」ならではの魅力です。現場で活躍する専門家が、そのやりがいを語ります。 |
---|---|
対象 | スポーツ医・科学の仕事に興味がある中高校生・大学・専門学校生、アスリート、医療専門職、トレーナーなど |
《登壇者》
医師:神谷 智昭 先生(札幌医科大学)
札幌医科大学医学部整形外科学講座の講師であり、膝関節外科、足部・足関節外科、スポーツ医学を専門とする整形外科医です。札幌医科大学附属病院スポーツ医学センターのスタッフとして、スポーツ選手の診療やリハビリテーションに携わっています。
公益財団法人全日本スキー連盟医科学サポート委員や公益財団法人北海道サッカー協会特任理事・医学委員長を務めるなど、地域のスポーツ医療の発展にも貢献しています 。
さらに、U15、U16、U17サッカー日本代表や全日本大学選抜、U19、U20女子サッカー日本代表のチームドクターを歴任し、トップアスリートのサポートにも尽力しています。
アスレティックトレーナー:大橋 優花 先生 (株式会社AILIFE)
株式会社AILIFEの代表取締役であり、アスレティックトレーナー、柔道整復師、健康運動指導士、サッカー・フットサルC級コーチの資格を持つスポーツ支援の専門家です。
2022年に設立したAILIFEでは、「女子アスリートが成長できる環境づくり」と「女性がスポーツ現場で働き続けられる環境づくり」を理念に掲げ、トレーナー派遣やオンラインサポート、リハビリテーション、育成トレーナー事業など多岐にわたるサービスを提供しています。
幼稚園からプロチームまで幅広いカテゴリーでトレーナーやコーチとしての経験を積んでおり、特に女子スポーツの現場における女性スタッフの継続的な活躍を支援するため、オンラインでのトレーナー帯同サービスや専門家によるチームサポート体制の構築に力を入れています。彼女の活動は、スポーツを通じて人々が自分らしさを発見し、心から笑顔でいられる社会の実現を目指しています。
理学療法士:高橋 歩 先生(NTT東日本札幌病院)
NTT東日本札幌病院リハビリテーションセンターに所属する理学療法士で、スポーツ現場での救護活動や学術的な取り組みに積極的に活動しています。
2023年11月に開催された第74回北海道理学療法士学術大会では、「ウィメンズ・メンズヘルス」セッションの座長を務めるなど、学術的な活動にも力を入れています。 臨床現場と学術活動の両面から、地域のスポーツ医療とリハビリテーションの向上に貢献しています。
スポーツ栄養士:後藤 実久 先生(メディカルフィットネスとかち)
帯広市にある医療法 社団愛和会人 勝ヘルスケアクリニックに併設する「メディカルフィットネスとかち」で管理栄養および公認スポーツ栄養として活動しています。生活習慣病予防、ダイエット、アスリートサポートなど様々な分野のサポートを行っています。
また、公益財団法人日本スケート連盟スピードスケート部の科学スタッフとしてジュニア選選手の栄養サポートを4年間、現在は地域の学校やスポーツチームを対象に栄養講演会の実施などを中心に取り組んでいます。
薬剤師:阿部 忍 先生(有限会社マスト)
北見市に本社を置く有限会社マストの代表取締役であり、薬剤師として活躍されています。
同社は2005年に桜町調剤薬局を開局し、地域の健康を支える薬局として、医薬品だけでなく食品や衛生材料、介護用品などの提供を通じて、幅広い健康支援を行っています 。スポーツファーマシストとしても活動し、地域のスポーツイベントや学校での健康教育に積極的な活動をしています。
スポーツ科学者:中里 浩介 先生(北見工業大学)
北見工業大学基礎教育系の准教授(博士:スポーツ科学)であり、アルペンスキーの競技力向上をメインテーマとして研究活動を行っています。
全日本スキー連盟の競技本部情報・医・科学部門の委員としても活動し、選手・コーチに対して医・科学的なサポート活動を行っています。
2024年には「ジュニアアルペンスキー選手を対象としたラボテストとフィールドテストとの関連性」に関する論文で第6回日本スキー学会論文賞を受賞されています。また、同大学の冬季スポーツ科学研究推進センターに所属し、スポーツに関する講義、および同大学エリートアカデミー事業を担当するなど、教育・研究の両面で冬季スポーツの発展に貢献しています。
《座長》
吉田 真 先生 (北翔大学)
北翔大学 生涯スポーツ学部 スポーツ教育学科の教授であり、同大学大学院 生涯スポーツ学研究科でも教鞭を執る教育者です。
専門はアスレティックトレーニング、理学療法学、スポーツ科学で、特にスポーツ現場における障害予防やリハビリテーション、コンディショニングに関する指導と研究に力を注いでいます。