本コンソーシアムでは北海道の持つ広域性という課題に対する解決策として、中央拠点である北海道立総合体育センターとの連携を密に取れる地域中核拠点を道内各地域に設置し、スポーツ医・科学支援人材の育成や地域におけるアスリートの支援体制の構築を目指していきます。
人材育成やアスリート支援の実績を持つ専門人材は札幌近郊に多く在住しており、地理的に離れた道内各地域での支援事業の展開はICTを活用した遠隔サポートが主となります。
現在は、スピードスケートのNTC競技別強化拠点が設置されている帯広市にある帯広協会病院スポーツ医学センターとの連携事業を最初のモデルケースとして進めており、アスリートのコンディショニング状況を遠隔地の専門家が評価できる「遠隔コンディショニングサポートシステム」の設置や、高校生部活動アスリートに対する「医・科学セミナー」の開催などを試験的に運用しています。
今後は、道内各地域の中核拠点設置を推進し、リソースマッチング事業で作成した医・科学リソースデータベースを活用しながら、道内全域のアスリートに医・科学支援を届けられる体制づくりを進めていきます。